多焦点眼内レンズ（先進医療実施施設）｜大阪市 平野区 眼科高橋クリニック｜先進医療認定機関

当院は、多焦点眼内レンズを用いた白内障手術において、保険診療との併用である選定療養が認められた医療機関です。

多数の手術を施行し、視能訓練士が複数名勤務する当院では選定療養による手術が可能です。

これにより手術前後の診察、基本的な手術代金、検査、薬代の費用が保険適用となります。

眼内レンズ代金は実費となりますので診察時にスタッフや医師にお尋ねください。

白内障手術の時に遠近両方にピントを合わすことができる多焦点眼内レンズを目の中に挿入することが可能になりました。

一般的な白内障手術で使用される単焦点の眼内レンズでは、ピントの合う点が1点のみになるため、遠方の見え方を重視すると近方はピントが合わないために老眼鏡が必要になります。また逆に近方の見え方を重視すると、遠くを見るときには近視用のメガネが必要になります。

これらの単焦点の欠点を補い、登場したのが多焦点眼内レンズです。日常生活においてはメガネを使わずに遠くから近くまで見ることができるため、よりメガネに頼らずに生活することが可能になります。

多焦点眼内レンズには、各種特長がそれぞれ違いますので、診察の際にご説明させていただきます。
乱視の強い方には、乱視を軽減する眼内レンズを挿入することも可能です。

先進医療保険対応可能レンズ

アルコン社	AMO	AMO
パンオプティクス	テクニスシナジー	テクニスマルチフォーカル

当院では5焦点眼内レンズのインテンシティの仕様が可能です。

自由診療

Intensity Hanita Lenses社
昼でも夜でも焦点距離をカバー 妥協のない見え方を実現

5焦点眼内レンズとは、従来の2・3焦点眼内レンズの「遠方」「中間」「近方」に加え、「遠中」「近中」の計5つの距離にピントを合わせることが可能な多焦点眼内レンズのことです。
日常生活において必要な視界をより高い精度でカバーし、幅広い焦点距離にスムーズにピント調整を行うことが可能となっており、裸眼で快適に過ごすことが実現できる多焦点眼内レンズです。
2024年現在、対象となるレンズはHanita Lenses社（イスラエル）製の「インテンシティ(Intensity)」のみとなっています。
インテンシティ(Intensity)とは、2019年にヨーロッパで安全基準をクリアして「CEマーク」を取得し、日本 では2020年9月より「自由診療」の枠で取り扱いが開始となった新しい眼内レンズです。

他の多焦点眼内レンズのメーカー所在地や生産国はアメリカやヨーロッパがほとんどですが、5焦点眼内レンズのIntensity（インテンシティ）を開発・生産しているHanitaLenses社はイスラエルの企業となっています。他の多焦点眼内レンズのメーカーは欧米や欧州の中で、Intensity（インテンシティ）のみが中東の眼内レンズということで気になる方が多いかもしれません。実際のところ、イスラエルはITやサイバーテクノロジーの分野において世界的に高い技術力が認められおり、最新技術の発信元として有名な先進国です。さらにIntensity（インテンシティ）はEU加盟国で一定の基準値をクリアしている商品に付与される「CEマーク」を取得し、品質や安全性が広く認められている眼内レンズです。他の多焦点眼内レンズのメーカー所在地や生産国はアメリカやヨーロッパがほとんどですが、5焦点眼内レンズのIntensity（インテンシティ）を開発・生産しているHanitaLenses社はイスラエルの企業となっています。他の多焦点眼内レンズのメーカーは欧米や欧州の中で、Intensity（インテンシティ）のみが中東の眼内レンズということで気になる方が多いかもしれません。実際のところ、イスラエルはITやサイバーテクノロジーの分野において世界的に高い技術力が認められおり、最新技術の発信元として有名な先進国です。さらにIntensity（インテンシティ）はEU加盟国で一定の基準値をクリアしている商品に付与される「CEマーク」を取得し、品質や安全性が広く認められている眼内レンズです。

Intensity（インテンシティ）は、新しいアルゴリズム（計算方法）によって開発された「DLU（Dynamiclightutilizationtechnology）」という独自の回折構造が取り入れられています。これによって、５つの焦点距離へのピント調節が可能になりました。さらに、従来の多焦点眼内レンズのメリットを最大化しただけではなく、デメリットも軽減されており、非常にバランス性に優れたものとなっています。

3焦点眼内レンズの「遠方」「中間」「近方」に加えて、従来のレンズが不得意としていた「近中（近方〜中間）」「遠中（中間〜遠方）」までの5箇所で焦点が合うことが最大の特徴となっています。日常生活において必要な焦点距離を幅広く、なおかつ高い精度でカバーすることができ、快適に裸眼での生活を送ることが可能になっています。また、遠方から40cmの近距離で視力の落ち込み等はほとんどなく、一貫してスムーズに、「妥協なく見る」ことが可能となっています。

独自の構造により、光学的エネルギーロスが最小限になっており、これによってコントラスト感度（見え方の質）が他の多焦点眼内レンズと比べて、非常に良好です。2焦点眼内レンズでは20%前後、3焦点眼内レンズでは12%ほどの光学的エネルギーロスですが、Intensitry（インテンシティ）では6.5%ほどとなっており、格段に光効率が良くなっています。

Intensity（インテンシティ）の特殊な構造により、瞳孔径の大きさごとに光配分が最適化されるように設計されています。これによって、瞳孔の大きさが変わる暗所・夜間でも見え方の違和感を軽減し、良質な視界が実現されます。

多焦点眼内レンズの中でも、比較的ハロー・グレアの出現が少ないと言われている「3焦点眼内レンズ」と比較しても、さらにハロー・グレアが抑えられています。
信号機や前の車のテールライトも気にならないので、夜間の運転や外出が多い方にもおすすめです。

従来の多焦点眼内レンズのメリットを最大化し、非常に優れたバランス性能を持つIntensity（インテンシティ）ですが、「全ての患者さまにおすすめできる」、「デメリットがゼロ」ではありません。以下デメリットや向いていない患者さまについても解説します。
・トーリックレンズが強度近視未対応乱視かつ-6.0D以上の強度近視がある方には5焦点眼内レンズが不適応となります。
・40cm以下の近方近方距離が40cm以下と設定されているので、手元の細かい作業などには向いていません。読書や新聞程度の細かい文字であれば、問題ないと言われる方がほとんどになります。
・費用が高額完全自費負担の「自由診療」となるため、他の多焦点眼内レンズと比較しても、費用は高額となります。

5焦点眼内レンズ「Intensity（インテンシティ）」は自由診療となり、保険適用外となります。

※上記片眼の費用になります。
※レンズ代金に手術費用も含まれます。